この記事は特定の金融商品の購入・売却を勧めるものではなく、コストの「見方」を整理するための参考情報です。数値は各社の公表資料からの自動集計で、最新・正確性を保証するものではありません。投資の判断はご自身の責任で、最新の目論見書・運用報告書をご確認ください。
総経費率とは? 信託報酬との違い
「信託報酬0.1%だから安い」——これだけで判断すると、実は片手落ちです。投資信託には信託報酬以外にも監査費用や保管費用などがかかっていて、それらを含めて実際に差し引かれたコストが総経費率です。総経費率のうち信託報酬を除いた部分を、本記事では便宜的に隠れコストと呼びます(正式な費目名ではありません)。総経費率は各ファンドの交付運用報告書に記載されています(出典:三菱UFJアセットマネジメント「総経費率はどこをみれば分かりますか」)。
【比較表】主要な投資信託の総経費率・隠れコスト一覧
下の表で、主要な投資信託を総経費率で横断比較できます。信託報酬・総経費率・隠れコスト・純資産総額を並べて確認でき、各行から一次資料(交付運用報告書)に直接リンクしています。検索窓でファンド名・運用会社を絞り込めるほか、数値範囲指定、列見出しでの並べ替えも可能です。決算期はファンドごとに異なるため、同一時点の比較ではない点にご注意ください(総経費率が小数点以下2位までで開示されている関係で、隠れコストが0%表示になることがあります)。
コストの傾向と見方の注意
インデックス型が上位、テーマ型・アクティブ型が下位に来る傾向があります。コストは確実に引かれるマイナスのリターンなので、同じ指数に連動する商品なら、総経費率が低いほどその分だけ手元に残りやすくなります。ただし総経費率は過去1年の実績値であり、リターンや中身と合わせて見る一つの物差しとして使ってください。
なお総経費率は運用実績(過去1年)に基づくため、設定されたばかりでまだ最初の決算を迎えていないファンドは実績値がなく、この表には載りません。また新しいファンドは初期費用や規模の小ささから当初は総経費率が高めに出て、規模が育つにつれて下がっていくこともあります。
親の資産を見る立場の方は、まず保有商品の名前をこの表で検索してみてください。棚卸しと組み換えの考え方は別記事でまとめています(公開後リンク予定)。
データの更新について
数値は各ファンドの新しい運用報告書が公表され次第、週次で取り込んで更新しています。ただし反映までには多少のタイムラグがあり、直近に決算を迎えたファンドは、数値もリンク先の運用報告書も旧決算期のままの場合があります。最新の情報は各運用会社の公式サイトや最新の目論見書・運用報告書でご確認ください。
出典
- 三菱UFJアセットマネジメント よくあるご質問「総経費率はどこをみれば分かりますか」(参照日:2026-07-04)
免責
本記事および比較表は、特定の金融商品の取得・売却を推奨するものではありません。掲載数値は各ファンドの交付運用報告書等の公表資料からの自動集計であり、誤りを含む可能性があります。あくまで参考情報であり、投資判断はご自身の責任で、最新の目論見書・運用報告書をご確認ください。筆者は読者個別の投資について助言を行うものではありません。